あなたの大切な自転車が盗まれてしまった場合、何をするべきでしょうか? 起きてしまったことは仕方ないので、パニックにならず、落ち着いてするべきことをする必要があります。本記事では、自転車が盗難された場合にするべきことをまとめてみました。
自転車が盗難された時にするべきこと
もし、自転車が盗難されてしまった場合、盗難された場所の近くの交番もしくは警察署に速やかに盗難届を出してください。
ただ、あなたの自転車が駐輪場で見つからなくなった場合、駐輪場の管理人さんが自転車を移動している場合もあるので、盗難届を出す前に、管理人さんに問い合わせてみてください。また、駐輪禁止の場所に止めていてなくなった場合も同様に、あなたの自転車が撤去されている可能性があるため、自転車撤去に関する看板があれば、そこに記載されている連絡先に問い合わせてみて、保管所にないか確認してみてください。
速やかに盗難届を出す理由
盗難届を出しても自分のもとに自転車がかえってくるのは、5%程度だそうです。「それじゃ、盗難届をだす意味がないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、盗難届を出していないと、以下のようなリスクがあります。
・盗難犯があなたの自転車で事故を起こした後、自転車を乗り捨てた場合、あなたが事故を起こしたと疑われる可能性がある。
・盗難犯が盗んだ自転車を放置し、行政に撤去された時の撤去料(自治体によって異なりますが、だいたい3,000円程度)が請求される。
このようなリスクから自分の身を守るために盗難届は出すようにしましょう。
盗難届を出す際に必要なもの
盗難届をする際、以下の3つが必要になります。
・印鑑(拇印でも可)
・保健証や免許書などの身分証明証
・盗まれた自転車を特定するための防犯登録情報
防犯登録情報は「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」に記載されているので、盗難届を出す際には持参するとよいです。
「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を紛失してしまっている、もしくは、すぐに取りに行けない場合は、防犯登録した防犯登録所に問い合わせて防犯登録情報を聞くという方法もあります。防犯登録所に連絡がつかない場合は、盗難届の対応をされている警察の方にどうしたらよいか相談してみてください。あなたが登録した防犯登録の情報は、登録した防犯登録所と管轄の警察で管理されています。そのため、盗難届を受ける警察側に必要な情報はあるため、身分証を提示すれば、警察で調べてもらえるはずです。
盗難車を自分で発見したら
警察から連絡が来る前に、自分で自転車を発見した場合、盗難届を取り下げる必要があります。この場合、印鑑を持参して交番もしくは警察署に行き、盗難届を取り下げる手続きをしましょう。
取り下げは面倒ですが、これは確実にやっておいた方がよいです。自転車を乗っているときに職務質問を受けて、防犯登録の番号をチェックされたら、盗難車扱いの自転車を乗っているあなたが犯人扱いされます。疑いが晴れても盗難届を取り下げていないことについて、お巡りさんに怒られるかもしれませんよ。
まとめ
以上、自転車が盗まれた時にするべき事項をまとめてみました。ここで重要なのは、盗難届の手続きをスムーズに進めるため、あらかじめ防犯登録をしておき、それを適切に維持しておくことです。また、盗難届をする際に「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を使うため、これは大切に保管しておきましょう。