自転車の防犯登録を維持するためにするべきこと

 自転車の防犯登録はその名の通り、防犯のために登録するものです。安心して自転車を利用するために、 登録しっぱなしにするのではなく、 登録内容を適切な状態に保っていく必要があります。本記事では、防犯登録を維持にするために気を付けるべき事項をまとめてみました。

防犯登録の期限が切れた時にするべきこと

 自転車の防犯登録の有効期間は7年す。有効期限切れは忘れがちなので、注意しましょう。

 有効期限を過ぎると、一旦登録が抹消されます。そのため、防犯登録を更新するのではなく、再登録を行うことになります。新規登録時と同様に防犯登録所に以下を持参して手続きをしてください。

自転車防犯登録甲カード(お客様用)
・自転車本体
・身分証明書
・登録料(600円 ※2019年現在)

引越をする時にするべきこと

 防犯登録は都道府県単位でされるため、引っ越しをするときの手続きは、引っ越し先が現在と同じ都道府県内か、そうでないかで変わってきます。

同じ都道府県内の引越の場合

 防犯登録所に「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を持参し、住所の変更手続きをしてください。「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を紛失していまった場合は、防犯登録をした防犯登録所に問い合わせてください。

異なる都道府県への引越の場合

 現在お住いの都道府県内の防犯登録所に「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を持参して、抹消手続きを行ってください。その際、「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届 お客様控」を受け取り、引越し先で新たに防犯登録を行ってください。

防犯登録シールが剥がれたり、破損した時にするべきこと

 自転車に貼っていた防犯登録シールが剥がれてしまったり、破損して登録番号が読み取れない状態になってしまうこともあるかと思います。このような場合、同じ登録番号のシールは再交付してもらえないため、「【自転車防犯登録甲カード(お客様用)」と当該の自転車を持参して、防犯登録所にて新たに防犯登録を行ってください。

自転車を廃棄する時にするべきこと

 防犯登録の有効期間中に自転車を廃棄する場合は、近くの防犯登録所(登録した時と同じ登録所でなくてもOK)へ「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を持参し、登録抹消の手続きをしてください。この際、防犯登録所から「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届 お客様控」を忘れずに受け取ってください。登録抹消したことを証明する書類になります。

 登録抹消ができましたら、お住いの地域の粗大ごみ処分方法に従って自転車を破棄をしてください。

 もし、「防犯登録甲カード(お客様用)」を紛失してしまっている場合、手続きが面倒になります。お住いの地域の自転車防犯協会(〇〇県自転車防犯協会)に以下を郵送して手続きをしてください。(協会によって異なる場合がありますので、詳しくは各協会のホームページにて確認してください)

・自転車防犯登録 抹消 申請書  ※ 各協会のホームページからダウンロードしてください。
・防犯登録標識(自転車に貼付されている銀色のシール)に記載された登録番号
・車体番号(自転車に刻印されている英数字)
・登録した際の住所、電話番号
・身分証証明書のコピー
・返信用封筒に84円切手を貼付し返信先住所と宛名を記入したもの
・往信封筒の余白に「抹消希望」と記入のこと

まとめ

 本記事では防犯登録を維持にするためにすべきことについて記載しました。防犯登録はしなくても罰則がないことから、扱いが適当になりがちですが、登録内容を有効に保ってはじめて役に立つものです。そのため、有効期限切れ住所変更シールの破損自転車を廃棄する際には適切な処置をするよう気をつけてください。

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