ハロウィンで仮装におすすめのおばけ10選

 ハロウィンでは魔除けの意味で仮装する習慣があります。近年の日本では、この「魔除け」という部分を超えて、およそ魔除けとは関係のないアニメやゲームのキャラクターに仮装する人もいますが、ここではハロウィンのもともとの伝統に倣って、仮装におすすめな伝統的な「おばけ」達を紹介したいと思います。

なぜ仮装するのか?

 もともとハロウィンの日に仮装するのは、自分自身を悪魔の姿に似せることで、悪霊から身を守るためでした。詳細は以下の記事をご覧になってください。

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仮装におすすめのおばけ

 それでは、ハロウィンの日の仮装におすすめのおばけたちを紹介します。

ゴースト

難易度:★★☆ 【子供におすすめ】

 ちょっと古いですが、オバケのQ太郎のような全身に白い布を被ったようなおばけです。西洋では、死者に白い布を着せて埋葬する習慣があり、ゴーストはその死者が生き返った姿をイメージしたものと言われています。
 オバケのQ太郎は足がありましたが、本来は足がなく、フワフワ宙を浮いているものです。仮装するときは足元は黒でそろえる等、目立たない色にするといいでしょう。

魔女

難易度:★☆☆ 【子供におすすめ】

 日本では、アニメ「魔女の宅急便」のようなかわいいイメージのある魔女ですが、黒いトンガリ帽子をかぶり、黒いマントを羽織った、鼻の高い魔法使いの老婆が本来の姿です。
 女の子の仮装としては、この魔女が人気ナンバー1です。黒いトンガリ帽子と黒いマントさえあれば魔女に見える手軽さと、あとは自分の好きなようなコーディネートもできる点が人気の理由と言えます。

ゾンビ

難易度:★★★

 ゾンビは映画や海外ドラマで有名なため、いまさら説明は不要かと思います。墓の中から蘇って出てきて、人をかみ殺す化け物です。基本的に動きが遅く、1匹ではそれほどの脅威はないのですが、かまれた人もゾンビになっていき、鼠算式に数が増えていくのがゾンビの恐ろしい点です。
 たまに全力疾走してくるゾンビがでてくる映画もありますが、とても怖いので、仮装する際はゆっくり動くようにしてください。ボロボロの衣装を用意して、顔は死人顔のメイクをするか被り物をする必要があるため、仮装の難易度は高めです。

吸血鬼(ヴァンパイア)

難易度:★☆☆

 ドラキュラに代表される、人の生き血をすする怪物です。ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」は、ホラー小説の名作として知られています。また、何本もの映画も作られており、大変人気のあるキャラクターです。ドラキュラは中世の元貴族のため、黒いシルクハットに黒いマントという恰好をしていますが、近年の映画では、人間に紛れて生活する吸血鬼が登場し、伸びた牙とランランと赤く光る瞳以外、外見にこれといった特徴はないですね。
 牙の付け歯をするだけで、吸血鬼の仮装は完了です。こだわる人は吸血鬼を模したコンタクトレンズを入れてもいいですね。太陽の光やニンニク、十字架、聖水、炎など意外に苦手なものが多いので、仮装する際はこれらを怖がるような演出も入れると面白いでしょう。

フランケンシュタイン

難易度:★★☆

 フランケンシュタイン博士が理想の人間を作ろうとして、死体をつなぎ合わせて作った怪物です。もともと怪物に名前はついていませんでしたが、生みの親である博士の名前で呼ばれるようになりました。メアリー・シェリーが書いた小説「フランケンシュタイン」がありますが、こちらは悲しい物語となっています。単なる怪物として知られるフランケンシュタインですが、機会があれば原作を読んでみることを勧めます。
 フランケンシュタインは大男なので、背が高く、体格のよい人が仮装するのにおすすめのキャラクターです。チャームポイントは顔にある大きな縫い傷と首を貫通しているボルトでしょうか。素面で仮装するのは難しいので、被り物を用意するといいでしょう。

死神

難易度:★☆☆ 【子供におすすめ】

 顔はガイコツで、黒いマントを羽織り大鎌を持っているのが外見の特徴です。名前の通り、死を司る神で、鎌を振り下ろすと人の魂を獲られると言われ、不吉な存在として知られています。
 黒いフード付きのマントを羽織って 大鎌を持って ば死神に見えるので仮装はほぼ完了とお手軽です。もう少し工夫するならガイコツのマスクを被ることでしょうか。

ミイラ男

難易度:★★★

 エジプトのお墓から蘇った死体で、全身を包帯でグルグル巻きにした怪物です。見た目が特徴で記ですが、中身はゾンビとほぼ同じと考えてよいでしょう。ただ、乾燥していて燃えやすいため、火が苦手です。
 お手軽に仮想するなら、トイレットペーパーでグルグル巻きにするという方法があります。使い捨てできる白い長袖のシャツと白いズボンを用意し、トイレットペーパーを巻く部分にボンドをつけ、トイレットペーターを巻いていくとミイラ男になります。きつく巻かず、ルーズい巻くのがポイントです。頭にも巻いた方がよいですが、首のまわりに巻いておくだけでもいいでしょう。

狼男

難易度:★★★

 普段は普通の人間として生活していますが、満月の夜になると狼男に変身して人を襲う怪物です。弱点は銀の銃弾のみと、なかなかやっかいです。
 半分獣のおばけなので、腕とか胸が毛深い人が仮装するとリアルな狼男になれると思います。ただ、素面での仮装は無理のため、被り物は必須になります。

悪魔(デーモン)

難易度:★★★

 一概に悪魔といっても、色々な種類がいて、キリスト教だけでも20種類以上の悪魔が登場します。代表的な外見としては、全身真っ赤で、頭に角があり、背中にはコウモリのような羽が生え、しっぽの先端はとがっており、三つまたの槍を持っているといったところでしょうか?
 外見が人からだいぶかけ離れているため、仮装するには多くのアイテムが必要となり、難易度が高めです。ただ、ちびっこが仮装する場合は、赤い角と羽と尻尾をつけて、三つまたの槍のおもちゃを持たせるだけでもそれなりに仮装はできてしまいます。

スケルトン

難易度:★★☆

 全身が白骨のおばけです。中世のヨーロッパでは、死んだ騎士の亡霊といわれ恐れられました。今日では、ゲームの世界ではメジャーな怪物ですが、強さのランクとしては低めの設定が多いです。
 骨の模様がブリントされた黒い衣装を着て、ガイコツのマスクを被れば仮装は完了です。コスチュームさえ用意すれば難易度の低い仮装と言えます。

まとめ

 オーソドックスなおばけや怪物などを中心に紹介してきました。どれも有名なため、知らないものはほとんどなかったかと思います。衣装は自分で作ってもよいし、ドン・キホーテや100均で買いそろえてもよいですね。ぜひ、準備段階から楽しんでいただければと思います。

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